WaifuDiffusion 検証 イラストその他スタイル編

 


前提条件

使用する設定は以下の通り。Negative promptを使うので再現したい方はStableDiffusion WebUI/AUTOMATIC1111推奨です。

Negative prompt: part of the head mutated hands and fingers deformed blurry bad anatomy disfigured poorly drawn face mutation mutated extra limb ugly poorly drawn hands missing limb blurry floating limbs disconnected limbs malformed hands blur out of focus long neck long body photo photograph photography pablo picasso

Step: 30, CFGScale: 10.0, Sampler: Euler a, Width: 512, Height: 512


イラスト編

WaifuDiffusionを使っていても、出力される画像をイラスト化したいときは特定の単語を使わないと厳しいです。danbooruのタグを羅列すればある程度形にはなりますが、クオリティが不安定になります。ここで使う呪文は以下の通り。

prompt: extremely ultra perfect detailed 1girl upper body blush princess dress wind outdoors

それぞれ呪文中の「detailed」の後に単語を追加して違いを見ていきます。


元は実写風で、一発で変換できているのはbishoujoとanimeでその他は変換しきれていませんね。次は変換の精度を更に高めるために単語を付け足していってみましょう。


徐々にクオリティアップしてますね。ただ、bishoujoとanimeを付与した時点で概ね完成しているので、それ以外は他の単語に差し替えてみてもいいかもしれません。

このkawaii系のイラストにするための単語はTwitterの草さん(@MutedGrass)の呪文を参考にしました。日々新しい呪文と共にイラストをツイートされているので、みなさんも参考にしてみてください。


その他スタイル編

kawaii系のイラスト以外のスタイルも試してみましょう。水彩画、油絵、鉛筆画、3D風で、呪文は先程と同じですが以下の通りです。

prompt: extremely ultra perfect detailed 1girl upper body blush princess dress wind outdoors



この中で水彩画のみbishoujoなどと併用しても水彩画風になります。それ以外は併用するとイラストのクオリティが上がったり構図が変わったりしますが、そのスタイルにはなりません。関連する単語を増やしたり強調することでそのスタイルに近づけることはできます。


作品や作者のスタイルについて

最近呪文が進歩してきてあまり使われなくなってきましたが、クオリティアップに繋がりやすい呪文の中にアニメや漫画等の作品名やイラストレーターさんの名前を入れるというものがあります。これはよく議論にもなるのですが「画風や作風は著作権の対象外なので法律上問題ない」というのが現状です。

上記について今後見直されることがあるかといえばかなり難しいとは思いますが、あまりにも元の絵と似通っていたり、AIが描いた絵を公式と偽ったりすれば当然著作権違反になりますのでその点は注意が必要です。

著作権の問題については柿沼 太一先生が記事を書かれていますので一度目を通しておくことをお勧めします。


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