WaifuDiffusion 検証 イラストその他スタイル編
前提条件
使用する設定は以下の通り。Negative promptを使うので再現したい方はStableDiffusion WebUI/AUTOMATIC1111推奨です。
Negative prompt: part of the head mutated hands and fingers deformed blurry bad anatomy disfigured poorly drawn face mutation mutated extra limb ugly poorly drawn hands missing limb blurry floating limbs disconnected limbs malformed hands blur out of focus long neck long body photo photograph photography pablo picasso
Step: 30, CFGScale: 10.0, Sampler: Euler a, Width: 512, Height: 512
イラスト編
WaifuDiffusionを使っていても、出力される画像をイラスト化したいときは特定の単語を使わないと厳しいです。danbooruのタグを羅列すればある程度形にはなりますが、クオリティが不安定になります。ここで使う呪文は以下の通り。
prompt: extremely ultra perfect detailed 1girl upper body blush princess dress wind outdoors
徐々にクオリティアップしてますね。ただ、bishoujoとanimeを付与した時点で概ね完成しているので、それ以外は他の単語に差し替えてみてもいいかもしれません。
このkawaii系のイラストにするための単語はTwitterの草さん(@MutedGrass)の呪文を参考にしました。日々新しい呪文と共にイラストをツイートされているので、みなさんも参考にしてみてください。
WaifuDiffusion。 pic.twitter.com/YMQFqio56S
— 草 (@MutedGrass) 2022年9月18日
その他スタイル編
kawaii系のイラスト以外のスタイルも試してみましょう。水彩画、油絵、鉛筆画、3D風で、呪文は先程と同じですが以下の通りです。
prompt: extremely ultra perfect detailed 1girl upper body blush princess dress wind outdoors
この中で水彩画のみbishoujoなどと併用しても水彩画風になります。それ以外は併用するとイラストのクオリティが上がったり構図が変わったりしますが、そのスタイルにはなりません。関連する単語を増やしたり強調することでそのスタイルに近づけることはできます。
作品や作者のスタイルについて
最近呪文が進歩してきてあまり使われなくなってきましたが、クオリティアップに繋がりやすい呪文の中にアニメや漫画等の作品名やイラストレーターさんの名前を入れるというものがあります。これはよく議論にもなるのですが「画風や作風は著作権の対象外なので法律上問題ない」というのが現状です。
上記について今後見直されることがあるかといえばかなり難しいとは思いますが、あまりにも元の絵と似通っていたり、AIが描いた絵を公式と偽ったりすれば当然著作権違反になりますのでその点は注意が必要です。
著作権の問題については柿沼 太一先生が記事を書かれていますので一度目を通しておくことをお勧めします。
先日反響が大きかった「画像自動生成AIと著作権」の問題、より詳細な解説記事を書きました。
— 柿沼 太一 (@tka0120) 2022年8月31日
疲れた。。。。https://t.co/ckozXuiqnm
コンテンツ自動生成AIの世界は技術・ビジネスのスピードが早すぎて、ついていくのに大変ですが、第2弾の記事を書きました!
— 柿沼 太一 (@tka0120) 2022年9月21日
ご参考になれば。https://t.co/BqTaiaRbKp